Nature社のスマホ活用HEMSであるRemo E、E2には、
オートメーション機能の一つに、
・エコキュート沸上運転の自動化
があります。
昨年末のリフォーム時に導入した
PanasonicのエコキュートはHEMSに対応しており、
今回、我が家でもこのオプション機能の試行を行ってみることとしました。
この機能は、サブスクオプションとなっており、
利用料は月額で 300円 に設定されています。
試行では自動化による節電量・節約額も算出して、
サブスク料金のコスパについてもレポートしたいと思っています。
Natureのエコキュート自動化は、
かなり細かい設定ができるように設計されているため、
今回は中期的な試行を行って、順次感想をアップしていきたいと思います。
連載初回となる今回は、
試行前に感じている懸念点を列挙しておきます。
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試行前に懸念している項目は以下の3点です。
- エコキュートの夜間強制沸上運転を完全回避できるか?
- 余剰太陽光電力による据置蓄電池やEVへの充電を邪魔しないか?
- どこまで不安定な天候に追従できるか?
以下、順に説明していきます。
1.エコキュートの夜間強制沸上運転を完全回避できるか?
(「おひさま」ではない)普通のエコキュートは、
大人の事項wにより、
夜間に強制的に沸上運転を行うよう設計されています。
特に、10年以上前のエコキュートの場合、
夜間の運転時間は7~8時間に固定されており、
必ず7~8時間、夜間電力を購入しての沸上運転が行われました。
(タンク満タンなら、運転が短くなる時もあり)
ただ昨今は、
原発によるベース電力が得られない地域も多く、
地域全体として必ずしも夜間電力が余剰しないケースもあり、
(「おひさま」ではない)普通のエコキュートでも
夜間の運転時間が2~13時間のように、
比較的柔軟に設定・変更できる機種も増えてきています。
でも、夜間の強制自動運転を、
完全に0時間に設定することは
最新の機種でも出来ないようになっています。
メニューの深い所をいじると
沸上運転を強制中止させることは可能ですが、
その中止の解除もまた深いメニューを押す必要があり、
SwitchBotなどを用いた遠隔操作やタイマー操作などが
(なぜかw)困難になっています。
また、翌日の天気予報を用いて、
夜間沸上時間を0~10時間のように
夜間運転を完全に無しにまで設定してくれる機種は見当たりません。
Remo E、E2のエコキュート自動化機能が、
この夜間強制沸上運転を
最短で0時間まで完全回避できるのか?
出来るならその設定方法は?
を見極めたいと思います。
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2.余剰太陽光電力による据置蓄電池やEVへの充電を邪魔しないか?
このRemo E、E2によるエコキュートの自動化は、
昼間の余剰太陽光電力を活用して、
エコキュートの沸上運転を経済的に行うための機能です。
我が家には、
同じく昼間の余剰太陽光を活用する機器として、
・据置蓄電池
・V2H経由のEV電池
があり、我が家としての余剰太陽光電力の活用優先順位は、
① 据置蓄電池
② EV電池
③ エコキュート
の順です。
エコキュートが日中の余剰電力を食い尽くしてしまって、
電池充電のための電力が残らないようでは困ります。
今回のRemo E、E2によるエコキュート自動化が、
この優先順位通りに余剰太陽光電力を仲良くw活用してくれるか?
を、今回の試行で見極めたいと思います。
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3.どこまで不安定な天候に追従できるか?
昨年施行したトライブリッドT3のAI自動制御は、
天候が不安定な日が連続するとうまく追従ができず、
売電、買電ミスを多発してしまったので、
我が家では継続使用を断念しました。
その時の試行の最後の方では、
「なぜ、そんな設定・運転をする?」
「と、殿、ご乱心」レベルの挙動となりw、
その後は、経験に頼った手動による設定・運転を
トライブリッドT3では行っています。
今年も、これから梅雨の時期に突入し、
毎日、天候が不安定な季節となりますので、
このRemo E、E2のエコキュート自動運転が、
どこまで上手に天候に合わせて
夜間・昼間それぞれの沸上運転を行えるのか?
を、今回の試行で見極めたいと思います。
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さて、我が家の柴犬様は、
どんな大雨でも朝晩の散歩は欠かしません。
ちなみに、合羽は着ない派です。
(着せると固まりますw)
では、今日はここまで!