標記連載シリーズの第４回、
今回は、このRemo Eによるエコキュート自動化機能を使う際の
エコキュート側設定での工夫についての解説です。
連載初回で触れた通り、
我が家には余剰太陽光電力を利用する機器として、
据置蓄電池とV2H経由のEV電池が存在ます。
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Remo Eのエコキュート自動化機能を使用する際に、
これら電池機器と仲良く使う工夫が必要となります。
関連するのは、以下の２つのシーンです。
シーン１．深夜：エコキュートの沸上開始時刻をRemo Eの設定と一致させたい
シーン２．明け方：蓄電池の放電開始時までにエコキュート沸上を終了させたい
順を追って説明していきます。
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図1は春から秋にかけての我が家での夜間電力の使い方です。
我が家のオール電化電力契約での夜間電力料金の時間帯は、
夜２３時〜翌朝７時までの８時間です。
エコキュートの夜間沸上運転や、
据置蓄電池、EV電池の夜間電力での充電などは、
この時間帯に行う必要があります。
我が家の家族構成、生活パターン、消費電力、EVの走行距離にとって、
真冬の悪天候時を含めてでも、十分な長さの時間となっています。
まず、深夜の「シーン１」について、
春から秋にかけては、消費電力も比較的少なく、
十分な余剰太陽光電力もあるため、
据置蓄電池やEV電池にためた電力は当日の２３時までには使い切らず、
深夜１時頃まで残量があります。
よって、夜間電力の充電への使用開始時刻は、
我が家ではこの季節は午前１時からにセットしています。
一方、明け方の「シーン２」について、
春から秋にかけては夜明けも早く、
朝６時ごろから太陽光パネルはそこそこの発電を開始します。
朝の家事での消費電力次第ですが、
朝７時よりも前の段階で余剰太陽光による充電も始まるため、
まだ夜間電力の時間帯である朝６時から、
我が家では蓄電池の充放電が可能な設定としています。
この設定によって、
翌朝からのための蓄電池へのプリ充電（寸止め充電ｗ）や
EV電池への充電は、深夜１時から朝６時の間で行っています。
なお、暖房のために電力消費が多く、
EVの電費も悪くなって走行消費も多くなる冬の期間だけは、
我が家でも契約上のMAXとなる２３時〜７時までを
蓄電池、EV電池への充電時間に充てています。
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シーン１．深夜：エコキュートの沸上開始時刻をRemo Eの設定と一致させたい
写真１は春のRemo Eのエコキュート自動化の設定です。
③の夜間沸上の開始時間は午前１時にセットしています。
更に
エコキュートがRemo Eの夜間電力での沸上開始する前に、
エコキュート側の設定で夜間沸上が開始してしまわないように、
エコキュート沸上開始時間を午前１時からにセットしておきます。
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シーン２．明け方：蓄電池の放電開始時までにエコキュート沸上を終了させたい
前回までお伝えした通り、
Remo Eのエコキュート自動化設定は、
夜間電力による沸上の開始時間は設定できますが、
終了時間は設定できません。
Remo Eの夜間沸上の終了は、
上の写真1の④の朝までに必要なお湯の量で決まります。
午前１時の時点でタンクのお湯の量が少なければ、
沸上に長い時間を要しますし、
午前１時の時点でタンクのお湯が十分に残っていれば、
沸上は短時間で完了したり、
場合によっては沸上を全く行わなくて済む時もあります。
しかし、タンクのお湯が少なくて、
Remo Eによる夜間沸上の終了時間が朝６時を過ぎてしまうと、
虎の子の蓄電池の電力が使われてしまい、
最悪の場合、朝家事の途中で蓄電池の電力が枯渇して、
系統からの買電が発生してしまうこともあります。
Remo Eには手動で強制的にエコキュートの沸上を停止するボタンもありますが、
その手動ボタンを操作をしてしまうと、
Remo Eのエコキュート自動化機能は、その日の自動制御を止めてしまう設定となっています。
（その日の制御はもう再開はしてくれません、変な外乱を許すとクレーム時に揉めるためと予想）
そこで、Remo E側ではなく、エコキュート側の機能で
朝６時に夜間電力での沸上を止めることとします。
Panasonicのエコキュートは
湯切れが近づくと沸上設定時間外でも緊急沸上することがあるため、
湯切れが近づいてもエコキュートが勝手に沸上運転を行わないように、
「ピークカット（勝手な沸上を行わない機能）」
と呼ばれる設定・機能があります。
この「ピークカット」の時間設定を
朝６時から深夜１時までにセットしておけば、
シーン１での午前１時以降の沸上開始も、
シーン２での朝６時での沸上終了も、
更に、Remo Eがエコキュート運転に介入しない悪天候時の夜間電力によるお湯の沸上も、
全て満足することができるようになりましたｖ
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次回からは、
実際の晴天や雨天時に
Remo Eの沸上がどう行われたのか？
初回に挙げた３つの懸念点は解消されたのか？
の早期感想をご紹介します。
では、今日はここまで！
