標記連載シリーズの第10回、
今回は、Remo E、E2の当該機能の
「雨の日モニタリング」と
「オーバーライドボタン」についての感想です。
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１．「雨の日モニタリング」
どんな機能か？
本機能は天気予報が外れた（日射量が想定よりも多くなった）場合に、
エコキュートの昼間運転を1回だけON、更にOFFしてくれる機能です。
Remo Eのエコキュート自動化機能は、
前夜の天気予報から翌日の余剰太陽光電力が少ないと予想された場合には、
エコキュートへの介入は行わないので、沸上運転の夜→昼シフトは行われません。
エコキュートは元々の設定通りに、
翌日未明の夜間電力でその日に必要なお湯全量を翌朝までに沸上します。
この「雨の日モニタリング」をONにしておくと、
昼間に天候が改善し、太陽光電力が余剰した場合に、
売電量が設定値よりも多くなったことをトリガとして
エコキュートの沸上運転を昼間に行ってくれます（写真1,2）。
もし、その後に天候が再度悪化した時には、
今度は買電量や蓄電池からの放電量をトリガとして、
エコキュートの沸上運転を止める機能もあります（写真3）。
試用での感想
・天候回復による昼間運転～終了は、1日1回限り
天候が不安定で、日射量が増えたり減ったりしても、
この機能によるエコキュートの運転開始・終了は、その日に１回しか行われません。
Nature社のユーザーコミュニティで、
「なぜ、日に何回でも運転・終了をさせないのか？」
との質問に対し、Nature社のご担当からは、
「エコキュートの耐久性に配慮した結果」
との回答がありました。
元々１日に１～２回程度の運転開始・終了を想定して作られている機器なので、
この「雨の日モニタリング」機能が、
場合によっては日に数十回も運転開始・終了を行ってしまうと、
想定よりも早く故障してしまうことを懸念したとのことでした。
確かに、トリガ付近の微妙な天候だと、
日に数十回繰り返してしまうこともありそうです。
この設定は納得ですね。
・沸上開始や終了のトリガは、
設定した条件を数分間連続して満足しないと発動しない
例えば、売電量 > 1000 W をトリガとしていても、
1000 Wを超えた瞬間にエコキュートが沸上するのではなく、
数分間、売電量が1000 Wを連続して超え続けないと、
沸上は始まりませんでした。
こちらも、上の「1回限り」と同じで、
あまりにピーキーな設定にしてしまうと、
１分も運転せずに、
その日の「１回限り」の昼間運転が終了してしまうことにもなりかねません。
この設定も納得ですね。
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２．「オーバーライドボタン」
（ボタンの正式な名称が無いので、命名、私 (^^; )
どんな機能か？
Remo Eが選択した翌日のシフト有無を、
ユーザーがオーバーライド出来るボタンです（写真4）。
Remo Eは前夜の時点での翌日の天気予報を基に、
エコキュートの沸上運転を、
翌未明の夜間電力で行うか、
翌日中の昼間電力でも行うのか
を判断します。
しかし、ユーザーにそのRemo Eの判断を
覆す（オーバーライドさせる）余地を残しています（写真5,6）。
試用での感想
・「オーバーライド」が出来るのは、日没後～夜間沸上開始まで
Remo Eのエコキュート自動化機能は、
日没直後の夕方6時に翌日のシフト計画を立てます。
シフト計画が出てから、実際に夜間沸上が開始される時刻まで、
具体的には、我が家の場合は午後６時から深夜１時までの間は、
この「オーバーライド」ボタンが有効となっています。
それ以外の時間に「オーバーライド」ボタンを押す、
「フライング」や「後出し」は許されていません（写真7）。
・一方、時間内なら何度でも「オーバーライド」ボタンは押せる
こちらは、優柔不断な私には持って来いの設定ですね（＾＾；
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以上、Remo Eによるエコキュート自動化機能の
「雨の日モニタリング」と「オーバーライド」を試してみました。
前者は、天気予報が外れそうな日に、
後者は、雨予報なのにシフトを強行されそうな日に
それぞれ試行してみました。
エコキュートの耐久性などにも配慮しており、
どちらの機能も良い塩梅に設定されていると感心しています。
次回は、今回の試行30日間でのコスパの総括か、
または「やや攻めの姿勢が強いｗ」Remo Eのシフト閾値を
もう少しコンサバ寄りにチューニング出来ないかについての
試行結果をご紹介します。
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基本、「拒否柴は寧ろご褒美」なのですが、
時と場所によっては「オーバーライド」も必要になりますｗ
当然、柴犬様にはそんなボタンは付いていませんので、
抱っこ（確保！！）で連行させて頂きますｗ
では、今日はここまで！
