前回の記事から、またもや1年が経ちました(^^;
JHのリリースでは、
2023年度から2025年度末までに全国で約560口の急速充電器を増設するとのこと。
今日は、この2025年度末(来年3月末)までに
どこの高速道路が便利になるのかを、改めて確認してみます。
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現状のEVは、
概ね100~200キロ毎に充電をしなければならず、
「残りSOCと時間的・距離的に丁度良いSA/PAで、
しかも、待たずに充電できるか?」
が高速道を走行中のEVドライバーの関心事の一つとなります。
高速道路でのEV充電スポットの間隔は、
概ね30キロ程度の箇所が多いですが、
中には長いところで、
「次の充電器まで100キロ近い」
なんてケースもあります。
従って、事前にしっかり計画を立てておかないと、
「残りSOCから、どうしてもそのSA/PAで充電するしかない状況」
に遭遇してしまいます。
そんな時、考えることは皆さん一緒なので、
そこの充電器にはたくさんの充電待ちのEVがいて、
下手をすると数時間待ちなんてことにもなり、
何のために高速道路使っているのか?
がわからなくなりますw
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従って、
そんな高速道路の性格上、
100キロ間隔程度で
4~6口程度(最低でも2口)の新型複数口充電器を
置いて頂きたいです。
図1に、
2025年度末(2026年3月末)までに
複数口(2口以上)のEV急速充電器が設置済みとなる、
高速SA/PAを纏めてみました。
なお、2026年3月末までに設置予定の充電器も記入しているため、現時点(2025年12月末)では、まだ設置されていない充電器も図1には含まれています。また、上りと下りの両方面のSA/PAに複数口のEV充電器が設置されている場所のみ、図に記載するとしました。上りと下りで口数が異なる場所では、少ない方の口数で記載してあります。
凡例
黄 2~3口
緑 4口
青 6~7口
紫 8口以上
赤字が2025年度末までに増設される箇所
灰 ETC2.0一時退出で利用できる複数口設置の道の駅

データ出展 株式会社e-Mobility Power ウェブサイト
地図 国土地理院地図を加工して使用
北から、
まず、北海道にもとうとう複数口の充電器が来ました。
話題のエスコンフィールド直近のPAですね。
でも、依然として北海道はEVには寒い地域です。
まぁ、一般道も便利?な土地ですので、
高速道の充電器への需要は少ないのかも知れませんがw
東北は仙台付近から南の東北道、常磐道が若干充実も、
依然として、三陸、奥羽、羽越への整備は進みませんでした。
関東、中京、近畿の三大都市圏の放射、環状道、
およびそれら大都市間をつなぐ各高速、第二高速らは、
もう、どこにマークを置いてるのか?くらいに充実w
これら大都市圏およびその間での高速移動なら、
もうEVでも困らなくなって来ましたね。
北陸道にも設置が進みました。
紀伊半島は更に複数口の充電器が南下するも、
南紀は高速道もまだブツ切り状態なので、
充電器設置は高速の開通後かと。
中国地方は、
メインの山陽道を充実させたことと、
中国道にも複数口充電器の設置が進みましたが、
北端の山陰側には全く設置が進みませんでした。
こちらも、高速道の未開通区間が多いためかも知れません。
四国は既設の高松・瀬戸大橋付近以外の複数口の新設はありませんでした。
九州は、北九州への増設と、
南九州への設置が進みましたが、
東九州への複数口充電器の設置は進みませんでした。
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こうやって眺めてみますと、
フル規格の新幹線が通っている区間は、
複数口充電器の設置も進んでいることがわかります。
人の移動に対する需要が多い区間と言うことかと。
で、北陸新幹線の延伸経路が再燃している若狭湾沿岸を眺めてみますと、
高速道は開通しているにもかかわらず、
複数口の充電器は全く設置されてなく、
北陸、近畿・中京の間の経路では
車も米原経由での移動を選択していることがわかります。
湖西ルートなんて、高速道さえないものね。
今のままだと、30年経っても、
北陸新幹線は京都や大阪、名古屋には開通しませんので、
ここは、高速道と同じようにまずは敦賀から米原へとつなぎ、
ダイヤが混んでて乗り入れが出来ないらしい東海道新幹線の線路の上に
2階建高架で北陸新幹線の線路を徐々に建設して、
京都、大阪、名古屋に繋いでしまってはどうかと。
で、東海道新幹線の岐阜羽島駅と米原駅は廃止し、
代わりに北陸新幹線のみを停車させ、
米原と京都の間の近江八幡付近にも北陸新幹線のみの新駅を設ける。
騒音とか日照の問題で厳しいか・・・w
鉄系の話題は止まらなくなってしまっていけません(^^;
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
では、今日はここまで!
