買電量が急激に増えて来ました。
先日ご紹介した通り、
暖房と給湯に消費される電力の増大に因るものです。
しかも、先週あたりから、
エコキュートが冬期モードで沸上運転を開始したようです。
モードによる消費電力の比較
・通常期 1.0 kW
・冬期 1.5 kW
確かに宇宙の方に向けて停めてある我が家の車のフロントガラスも
先週あたりから凍結するようになってきました。
と言うことで、今回は我が家のエコキュートの冬期運転のトリガを探ってみます。
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我が家にはスマート分電盤が無いので、
夜間のエコキュートによる消費電力のみを
分離記録することは出来ません。
今回は、総消費電力から、
目検でベース電力、暖房、乾燥機などの消費電力を差し引いて
エコキュートの夜間消費電力分を割り出し、
上述の運転モードによる消費電力の違いから、
その日のエコキュートの運転モードを2種類に判別しました。
図1にエコキュートを今のパナ機に買い換えた昨年末12月から1年間での
エコキュートの運転モードとその時の最低気温を示します。

図1から、我が家の場合は、
4月~10月 通常モード
12月~2月 ほぼ冬期モード
3月と11月 運転モードが徐々に切り替わる時期
であることがわかります。
モードの切り替えに、
その時の気温だけを見ているのか?
気温の下がり方の勾配まで見ているか?
前日までの傾向までも考慮に入れているのか?
はわかりませんが、気温がトリガの因子に含まれているのは確かでしょう。
図1ではわかりにくいので、
図2に 「最低気温 vs 運転モード」 での散布図としてみます。

目検でエコキュートの消費電力を算出したことと、
気象台で厳密に計測された「大気温」と、
放射冷却に影響されまくる我が家のエコキュート周辺温度の違い、
(最低気温3℃の日でも、車のガラスはカチコチだものね)
などで、トリガとなる気温にはかなり幅がありますが、
概ね、気象台の気温で 2~3℃ の付近にモード切替の閾値がありそうです。
と言うことで、
月例で作図しているエコキュートの運転時間のグラフを、
最低気温3℃以下の場合には、夜間の運転時間を1.5倍とするように改めてみたのが、
次の図3です。

なかなか、リーズナブルな修正と感じています。
なお、我が家は、昼間の最高気温までもが氷点下になるような地域ではないので、
図3にオレンジで示す「おひさま運用」となる昼間の沸上が冬期モードで動くことはありません。
ちなみに、
夜間の放射冷却は、可視光ではなく赤外線によるものなので、
物体を白く塗っても効果なく、
冷却を防止したければ、銀色が効果的です。
農業で使われる防霜シートがアルミ蒸着シートなのはこのため。
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寒くなってきたので、
我が家もコタツ先生にご登場いただくこととなりました。
コタツでミカンは最高です(^^)v
ただ、外から帰って勢いよく足を突っ込むと、
中で寝ておられた柴犬様に怒られますw
では、今日はここまで!

